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建築知識

建物計画 ~キッチン キッチン設備(コンロ編)~

建物計画について随分離れていて申し訳ございません。

12月にキッチンの配置計画を行ってそのままになっていました。

時間が経ちましたが今回はキッチン設備の中心コンロについてお話いたします。

キッチンでの作業の中心の調理。この熱源(ガス・IH)の選択は大切です。10年前に比べ最近のものは格段に良くなっています。そろそろ不具合が出てきたなあとお思いの場合は交換することをお勧めいたします。

よくガスとIHどちらがいいですか?と聞かれます。これは私も悩みます。そこでお客様の今までの使い方やお料理に対する考え方、そして年齢にてお勧めするのを変えています。どちらも甲乙つけがたいのです。最近はガスコンロも手入れがしやすくかっこいいのも多いですし、IHも火力的には問題ないかと思います。

まず2つの特徴をお話します。

ガス  <メリット> 炎が見える。どの鍋でも使える。中華料理など鍋を振った料理ができる。

<デメリット> 五徳の部分の掃除が必要。ガス漏れに注意が必要。IHより油の飛びはねなどが広範囲にわたる

IH   <メリット> 掃除が楽。油跳ねなどがガスに比べて少ない。お湯が早く沸かせる。

<デメリット>  鍋を選んでしまう。(土鍋は使えない)火が見えない分火力調整が難しい

というような特徴があります。私がこれにもう一つ付け加えたいのはグリルの使い方です。

IH

昔は熱線が通っているのが主流でしたが今は全面グリルで出っ張りがないものも出てきており掃除が楽で上手にお魚も焼けます。実際私の家も昨年コンロが壊れてしまったためこのタイプのグリルのIHに入れ替えました。今までグリルで魚を焼くと水を入れないといけないし出っ張りが多くて、グリルでは魚を焼かないといってた母が交換した後、無水で魚が焼けて手入れも楽だと大喜びでした。料理のレパートリーも高機種になれば多くなります。

ガス

ここは得意技です。ちょっと高めの設定のコンロを選ぶとグリルでできる料理(ピザ・豪華なトースト・無水料理・ダッチオーブンetc)が多くなります。実際試食させていただきましたが短時間でおいしい料理ができていました。こちらもお手入れは楽そうです。

とここまでどっちつかずの発言を繰り返していますが、ここからは私の私見です、参考にされる方は見てください。あくまで光熱費は考慮しない発言で書きます。

私は子供には何が危険であるかを知っておいてもらいたいと思います。私たちが小さなころは落ち葉や木の枝を燃やして燠を作り、その中にサツマイモなどを入れて食べていたものですが今はなかなかそういう機会がありません。そのため火の性質やどのようなものなのか少しでもガスで体験してもらえたらと思っています。ただ最近のガス器具装置のものは安全装置があるとはいえIHよりは危険は伴います。そのためご年配の方はIHを進めさせていただきます。

冒頭にも述べましたように10年前に比べコンロは随分進化しています。ガス/IH 両者ともすごく進歩しています。IHが出てきてガスも掃除がしやすいものを出してきたり、味でガスが勝負していたらIHも負けじと食材の味を引き出すことを行っています。

光熱費についてはオール電化や太陽光をつけられていて、日中家におられる方はIHが安くなります。ガスの場合都市ガス・プロパンガスがありますが最近は利用単価が下がったプランも多く出てきています。(場所によればプロパンの単価と都市ガスの単価が変わらないところもありました)ですが基本料がある分熱源をガスにするほうが高くなるかもしれません。しかし最初にかかるコスト(イニシャルコスト)はお湯を沸かす機械はエコキュートのほうがガス給湯器(エコジョーズ)に比べて高い設定になっています。そこも検討したうえで決めていただければと思います。

ちょっとしたアドバイスですが参考にしてもらえたらと思います。

次は換気扇についてお話いたします。

 

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