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建築知識

①-2家づくりにかかる費用と住宅にかけられる資金について(ローンを含む)№1

家づくりにはどのような費用が掛かるのでしょうか?

今回は2回に分けてお話いたします。まずは家づくりにかかる費用です。当社の内容を中心にお話します。

前回で大まかな項目と費用をお話をいたしましたが、最初に一般の方からのお問い合わせで多い内容をQ&Aでお話します

Q:平屋と2階建てどちらの費用が安いの?

A:同じ面積ですと基礎・屋根の面積が平屋が多い分平屋が高くなりますが、2階建てだと階段が必要です。平屋だとその面積がない分プランによっては小さくなります。よってプランによって違うということになります。廊下のない平屋と階段がある2階建て同じような金額になる場合があります。

Q:坪単価の違いはどこにありますか?

A:坪単価は各工務店が独自で出している指標です。決まりはありません。注意点だけ申しあげます。

①金額はどこまで入っていますか? 建物本体の他に住むために、屋外給排水や照明、カーテン並びに確認申請などの申請費用それに諸費用(登記や融資関連並びに火災保険や仮住まいの費用)などが必要です。どこまで入ってでの坪単価なのか確認が必要です。また中には建物を建てるのに必要な足場や発生材の処理費用も外していることがありますので単純に坪単価でなく最終金額をで比較してください。

②小さな家ほど坪単価は上がります。これは住むためにはキッチンやお風呂は必要です。しかしこの施設は寝室や子供部屋などに比べ坪単価としては高くなります。そのため設備の費用が同じで、割る面積だけ小さくなるので坪単価は上がります。また部屋を細かく区切ると壁の面積、扉の数が多くなり金額がアップします。

③坪単価を出す際に割る分母(面積)に注意が必要です。 小屋裏やロフト並びに玄関ポーチ・吹き抜けなどを含む場合と含まない場合では割る分母が違います。どの分母で割るのか注意が必要です。吹き抜けや玄関ポーチの面積を含んだもので割ると坪単価が安く見えます。

といったように実際は建物の形状・面積によって坪単価は違います。どこまでを入れているのか、注意が必要です。

また建物の形状や設備の仕様が同じであって金額の差がある場合があります。資材の仕入れ価格については大小の差はあるものの、全体の金額から行くとそこまでの費用の差が出ないです。多くて100万程度です。それ以外の差として大工等の人件費とメンテナンスが必要な材料を使うか使わないか、それに建物の性能(断熱性能や耐震性)であると思います。イニシャルを抑えていてもランニングコストがかかっては悲しいばかりです。

続きまして本題ですが家づくりにかかる費用です

● 建物本体費用(仮設の費用+基礎・構造・大工・外部内部仕上げ工事・設備の費用・電気給排水工事)です。

こちらは坪単価はいろいろありますが税抜60万円~120万円くらいです。 他社の金額はお客様からお聞きした金額も含まれているので確実ではないところがあります。ちなみに当社では80万~90万後半くらいまでのお客様となっています。(性能はピカイチですけど・・・)

● 建物付帯工事(解体・基礎補強工事・造成工事・カーテン・空調・アンテナ工事・外構工事・カーポート工事etc)

こちらは敷地状況並びに 解体等であれば建物によって全く価格が変わりますので金額は相談できる工務店等にご相談ください。kinocaでも相談は承ります。

● 設計費用 (プラン費用・実施設計費用・監理費用・確認申請費用・長期優良住宅等の申請費用)

工務店の場合建物本体に含むとうたわれているところもありますが、実際費用は掛かっています。目に見える形で提案しているところが安心できると思います。ただプランがないまま契約だとか法外なプラン料を請求するところは、お客様の不安をあおっている所なので私はここのこの工務店でこのプランならお願いできるといった具合のところから金額が発生するのがお客様にとっていいのではないかと思いますが。私どもはプラン金額提示まではプレゼンと考えており費用は頂いておりません。安心してご相談ください。

● 諸費用  (ローンの費用<手数料・保険料や保証料>・登記の費用・引っ越しの費用・家電・家具の買い替え費用・印紙や登録免許税などの税金・火災保険・地鎮祭や上棟式の費用)

こちらもそれぞれ費用は違います。銀行や保険業社・引っ越し業者工務店などの見積もりが必要ですが、今まで予算として120万~200万程度が必要になります。

このような金額がかかってきます。この資金をどのように支払うかというと通常

① 土地契約 <土地代+諸費用>

費用の中身:土地代及び土地にかかわる費用

支払時期:土地契約と同時か、完成後また 融資の場合2カ月程度の猶予を頂くことがあります

(契約日とは別に支払期限を言われることがあります。融資の場合土地と建物同時に融資先を決めないといけません。

土地の契約と同時に施工者を決める必要があります。※現金支払いの場合は別で構いません。)

② 契約金  <100万>

費用の中身と金額:契約した相手との契約金となります。金額は様々ですが今までいた会社に倣い100万円としています。

当社では見積もりの中に設計及び諸費用の項目がありますがそこの費用となります。

支払時期:当社では契約後1週間以内を原則とさせていただいております

③ 着工金 <(契約金-100万)/3>

費用の中身と金額:建物の本体工事の資金に充てられます。 基礎工事から躯体工事くらいまで 契約金額から契約金(100万)を引いた金額の約1/3です

支払時期:着工して1週間以内を原則としています

④ 上棟金 <(契約金-100万)/3>

費用の中身と金額:上棟から内装工事までの金額です こちらも契約金額から契約金(100万)を引いた金額の約1/3です

支払時期:着工して1週間以内を原則としています

⑤ 完工金 <残金>

費用の中身と金額:残金となります。この時に追加変更を踏まえた金額で清算させていただくことが多いです。

支払時期:御引渡し前後

⑥ 外構費用

費用の中身と金額:外構の費用は別枠で考えていただいた方がすっきりします。建物完工金額に含まれると引き渡しまでに時間がかかることが多いためです。こちらは相談しながら進めさせていただきます。

このような具合に金額の支払いが分かれます。融資先も建担保物件がない時(着工金・上棟金に対して)に融資する方法として「つなぎ融資」というものがあります。金融機関から支払いがあった時点から融資分の金額の利子が発生し、返金が発生します。(契約金・着工金・上棟金を借りた場合)現状の収入並びに今の家賃と支払ができるかどうかも検討しなければいけません。

以上「家づくりにかかる費用と住宅にかけられる資金について」№1でした。

 

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