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建築知識

②-2 土地の周囲状況について

年をまたいでしましましたがこれからまた土地の事からお話いたします。

前回の引き続きで今回は土地の周囲の状況です。

土地の基本的な情報ですが

①交通の利便性はどうか

公共交通機関はどの様なものがあるか?車であれば移動しやすいか・道は広いか?

②学校など子育てには適しているか

学校は小学校・中学校は近くにあるか?また高校はどこがあり交通の利便性はどうか? 保育園はどの様な感じか(空きがある保育園があるか)?

③利便性はどうか

ショッピングについてはどうするのか?また病院などはどこにどのような病院があるかは把握する

④環境はどうか

振動・騒音は少ないか?またピアノや動物を飼った際には近所迷惑にはならないか?

⑤金額はどうか

建物と土地両方で考えた際に検討できる金額か?

等を考えないといけません。

この辺りは全てがクリーアーできる土地などはなかなかありませんので、どこか妥協もしくは別の土地を探すかが必要です。

これ以外に前回お話いたしましたハザードマップも一度確認しておきましょう。

それと土地の形状についても検討が必要です。

基本的に一番良いとされているのが東西に長い長方形の土地と言われていますが一概にそうとは言えません。

ちょっとわかりずらいですが左右の土地の面積はほぼ同じです。南側に同じように開けて建てるとすると左側は真四角で建てられるのですが、右側は長方形になります。南面の日当りはいいのですが、外壁の長さが右のほうが若干面積が小さいにもかかわらず長いのです。外壁の長さが長いとその分コストがかさみます。コスト重視の場合は真四角の家を建てたほうがいいでしょう。となると四角い敷地がいい場合も有ります。

次に接道の向きです

一般的に南側に道があるのが同じ団地ですと人気です。これは南面に建物が近くには立たないため太陽の光が良く入ってくるためです。ただ高低差やよほど道からの距離が確保する、もしくは目隠しフェンスを造らないと道路からの視線が気になります。せっかくの太陽光があっても一日中カーテンを閉めていたらあまり意味がないような気がします。その点も考慮に入れた敷地選びが必要です。

それらを考慮して私が一番おすすめしたい敷地の向きですが

右の様に真南が敷地の角に当たる場合です。左右同じ大きさの敷地に同じ大きさの建物を配置していますが南までの距離は右側の方がはるかに確保できます。

そして何より敷地が4つのエリアに分けられるので、テラスと駐車場とサービスヤード(洗濯物干し・畑)など各コーナーに意味を付けることができます。また隣の敷地に建つ建物と目が合わないなど利点が多くあります。しかしこのような敷地に斜めに建物を建てるのはは多少のプラン力が必要です。。

土地の形状は以上ですが次に大きさにつてです。

2階建てであれば60坪の敷地があれば2台のよほどのことがない限り、駐車場は余裕でとれます。

しかし今人気の平屋にすると駐車場の台数にもよりますが70坪はほしい所です。平屋にすると敷地の余白が(境界と建物の間の通路に当たる部分)大きくなるため、建物費用も高い(2階建てと同じ面積の場合)うえに敷地も費用がかさみます。

次に土地の地耐力につてです。

建物を建てるにあたって地面がしっかりしていないと建物が傾いてしまいます。そのため建物を建てる前に通常地耐力調査を行います。こちらについてはまた今度詳しくお話しますが地盤調査の結果、地耐力がないと補強工事が必要になってきます。これは工事に入らないと分からなのですが調査を行う前にあらかた判断する方法があります。それは

①地名に水(さんずい・泉など含む)にちなんだ地名になっていないか?

②近くの道路や近所のブロックがわだちが出来たり、大きなひびが入っていないか?(マンホールが浮き出ていないか)

③電柱がまっすぐ立っているか?

等確認されるといいかもしれません。絶対ではないですが一つの判断材料になります。

また地盤調査会社が独自に今までの調査結果を工務店は見れる場合もあります。そちらを確認できれば多少なりとも安心できるかどうかの判断材料になるかもしれません。

以上今回は敷地の状況についてお話いたしました。くれぐれもすべてを満たす土地を探すのではなく「ここだけは妥協しない」点を決めてそこで土地探しを行うのがいいと思われます。

次回は土地の法律についてお話いたします。

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