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②-1 住みたいエリアの決め方
住みたいエリア
これは「住まい手」の方の考えをまず書き出すことから始めてください。漠然的でも、具体的でもこれをまずはご夫婦で始めることが肝心だと思います。(お子様の意見等を聞くとどうしても自分のテリトリーの中での判断となってしますので、今お住まいの近い所限定となってしまう可能性があるからです。)一旦は大人の事情を優先し、ご夫婦の住みたいエリアの内容を列記しそこに優先順位を付けます。
例えば
実家の近く・緑がある所・子供の同世代が多い所・治安がいい所・○○学校の近く・会社の近く・畑が作れるところ・見晴らしがいい所・ショッピングセンターの近く・近所付き合いがある所そして全体の資金計画からの土地にかけられる金額etc
この様に、実際に必要な点(共働きなので子供を一時的でも見てもらえるため実家の近くがいいetc)や理想(緑に囲まれて・海が見えるところetc)を書き出しご夫婦お互いがどの様な環境に身を置きたいか、これから長い間身を置くのですから真剣に・ゆっくり考えてください。そしてお互いの意見を尊重しつつ優先順位を決めてください。
この手順を踏むことで土地を購入する際にギクシャクすることが少なくなると思います。また土地を選定する際に感情に流されず(不動産業者の話術に流されず)、いい方向に進むのではないかと思います。ただ土地はめぐりあわせです。ご希望が多いと特に限られてきますし、地域が限定するとさらに出てこない場合が多くなります。
もう一つ注意点があります。それはハザードマップです。宇部市ですと今は小串あたりは人気ですがこのエリアは高潮ハザードマップの4~5m浸水地域も一部含まれています。この様に人気のエリアだから安全だとは思わずに各種のハザードマップも見る必要があります。災害が起来た際に自宅がどの様な被害にあう可能性があるかは理解しておきましょう。
ハザードマップは洪水・土砂災害・高潮この様に分かれています。見比べて見ながら選ぶのもひとつの方法かもしれません。最近は気象災害も多いいですし、何より大きな地震が来るかもといわれているので最低でも自分の買おうとしている土地がどの様な災害が起こる可能性があるのか確認は必要です。宇部市はなぜか埠頭廻りより宇部線の駅周辺が浸水が深い地域があるので注意です。
宇部市は小串と厚南・山口市は小郡周辺と白石・防府は華城・松崎あたりが人気なエリアとなっています。このような学校や病院の近くで買い物にも便利というような地域は土地が出ると高額でも比較的早く売れて行きます。このような場所は希望者が多いため倍率が高いので注意が必要です。探し方は②-4の際にお話いたしますがそれでも希望の土地が見つかるかどうかは難しいかもしれません。特にこの様な場所で土地を見つけるのは長期的な気持ちで考えないといけません。
そのため「子供の小学校に上がるまでに家を建てたい」とお考えの方は逆算すると 建築に半年・設計土地契約等に4カ月かかるとすると10カ月かかります。土地契約から引き渡しまでほぼ一年です。いい土地を探そうとするとその前半年から一年くらいかかります。そのように気長に土地を探さないと希望の土地は出てこないのが現状です。ただ希望の土地が出てきても建物のローンと土地のローンを一緒に組むとすると早めに建物を着手しないといけなくなるかもしれませんのでここも注意が必要です。
整理すると
① 早めに土地を探す決断をする
② 希望の条件をご夫婦で優先順位を決める・土地にかけられる費用を考える(FPに相談がベター)
③ 希望エリアが決まるとハザードマップを確認する
③ インターネットで情報を収集し不動産業者に相談
④ 現地をみて納得して土地購入の手続きに入る(建築業者も決めないといけないかも知れません。)
といった具合ではないでしょうか。土地代はピンキリですが500万~2000万程度かかることがあります。山口県は比較的土地代は安いほうですがそれでもかなりの金額がかかります。住まいを考えるのに土地は重要です。慎重にかつ大胆に決めていきましょう。