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顔の見える木の家づくりツアーに参加してきました
今日山口県森林企画課主催の顔の見える家づくりツアーが事務所近くの「こもれびの郷」発着で、行われました。見学コースは宇部市内の田邊さんの森と、こもれびの郷見学ツアーならびに山口でリンケンさんの集成材工場となっており、私は都合により山とこもれびの郷の見学に参加させていただきました。
今日はあいにくの雨にも関わらづ20名程度の一般の方と、美祢の林業関係の方も合同で参加されていました。
私もこの顔の見える見学ツアーには何回か参加させていただきましたが、そのたびに先進的に山の取り組みを行われている方とお会いでき、いつも感心させられます。
今回お伺いした田邊さんも隣町のため私の親も存じ上げており、どのような取り組みをされているのか楽しみに参加しました。
写真の方が田邊さん御年81歳ですが至って元気。ちなみに隣にある木が欅に見えますが栴檀の木。栴檀は加工しやすいという特徴があることはしていましたが欅で80年かかる大きさが栴檀だと30年である程度の大きさになるといわれびっくり。こういう使いやすいく見た目のいい木が多く出回るといいなと感じました。私も以前この木をお客様指定で使わせていただきましたが、とてもきれいな木目でした。
今回お伺いした山はバスが入れる都合上3か所ある山でもいちばん小さな木が植えられているところでした。しかし様々な樹木(欅やかやのき)やスギやヒノキでも各地からいろいろな種類を集められていてまさしく木の標本場のような場所でした。木が好きな方にはたまらない場所です。
しかも小型ながら製材機なども用意されていて11棟の住宅の木材を出されたとか
さすがです
最後に倒木の実演もあり参加者は皆さん圧倒されていました。
山も丁寧に整備され気持ちがいい場所でしたし何よりお話が面白かったです。田邊様有難うございました。
その後こもれびの郷に伺い山口大学名誉教授の内田先生の木造建築の取り組みなど貴重なお話をいただきました。
木造で造った公共建築はRCや鉄骨と比べ人を引き寄せる力がある。
最近は木造建築を主流にやっているが顕著にその結果がわかる。特に子供たちが集まる傾向があるがそれは木の安らぎがあるのではないか。といわれていました。
今回このこもれびの郷は温泉施設と食堂ならびに野菜等の直売と農業振興塾が併設されているのですが、人が多く集まられており大変にぎわっていました。ここは内田先生の設計の木造建築ですが子供よりちょっと年配の方が多く集まられていたので子供とは限らずみんな木造建築が好きだということがわかりました。温泉は10時にオープンなのですがオープン前に列ができるほどでした。
企画をされた県の方準備や手配等ご苦労様でした。田邊様・内田先生有難うございました。
大変貴重な経験ができました。