以前キッチンの配置計画・熱源のお話をいたしました。

今回は換気扇と食洗器についてお話をいたします。

まず換気扇ですが、換気扇と聞いて皆さん「お掃除が大変だ。何とかならないものか」という声をよく聞きます。特に大掃除の際換気扇担当の方からは掃除が簡単な換気扇がいいといわれます。実際キッチンメーカーさんも換気扇の掃除については力を入れられています。

今は扇風機の羽の様な形状でなくシロッコファンと言ってバームクーヘンのような形状をしていますが、以前は羽がたくさんあるものが家庭用換気扇の主流でした。

今回は各社の最上位モデルの換気扇の掃除に関しての比較を行います。

LIXIL　　よごれんフード

形状としてはシロッコファンの下に回転ディスクがありシロッコファンはほとんど汚れないという形状です。

掃除ヶ所は回転ディスクとその下にあるオイルトレー　　3カ月に一回

普段のお手入れとして整流板の下を拭いていただく必要があります

Panasonic

パナソニックさんは最近洗浄機能を付けたものを販売されていますがこちらはクリナップさんで説明させていただきます。

今まではシロッコファンの下にリングとラクウォッシュプレートがあり共に食洗器にはいいるサイズという形状でした。シロッコファンも終わったときに高速回転で油を飛ばすので10年間掃除がいらないという文句でした。

しかし今ホームページではこのうたい文句はなくなっていますので、今度直接聞いてきます。なのでこの件についてはもうしばらくお待ちください。わかり次第追ってお知らせいたします。

 

クリナップ

クリナップさんのレンジフードは洗エ―ル・とってもクリーンフードの2本立てです。

洗えるレンジフードは文字通り40～45度ぬるま湯でシロッコファンを洗うという構造です。洗ったお湯は排水トレイにたまるという仕組みです

とってもクリンフードはリーフプレートに気流の流れを使って油汚れを集めるという仕組みになっています。

タカラ

タカラさんのレンジフードはホーローパネルです。ホーローは傷に強く、汚れに強い商品ですこれを整流版からシャットアウトパネルまで全てホーローとし掃除をしやすくしています。

ホーローはタカラさんの強みですし、実際35年以上たっているキッチンもホーローの部分はきれいなものが多いです。

 

TOTO

TOTOさんのレンジフードはパナソニックさんの説明したものと同じでシロッコファンに特殊の処理を行い10年間シロッコファンはお掃除入らずというものです。

整流板とオイルパックの掃除は月一回の掃除は必要です。

主なメーカーの換気扇の特徴をお話いたしました。     各社とも特徴がある掃除方法をとり入れ簡単に出来る様にしているように思います。

新しい換気扇の場合掃除も楽になっていますので、保護するようなフィルムを張ると不具合がおきる可能性がありますのでお勧めいたしません。

個人的な見解としてフードをより長くきれいにしたいと思われる方は洗浄機能付きのもの、手間を少しでも減らしたいお思いの方は油がシロッコファンに届きにくいものやファンに特殊な処置がしてあり汚れを吹きとばすものがいいのではないでしょうか。

お客様とお話をしていると換気扇の掃除は年配になるにしたがってご主人様の担当になるご家族が多いような気がします。

換気扇のお手入れが面倒で楽をしたいとお考えの方新しいキッチンに変更するという手もありますのでご検討してはいかがでしょうか。

次回はキッチンその他便利グッズをお話いたします。