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建築知識 お知らせ

①-1ライフプランを考えながら住まいの選択

皆さんはライフプランを考えられているでしょうか。

私の専門は住まいに関してなので、ライフプランのうち住まいについてお話します。

住まいといっても、住み方としては、下記の様なものが挙げられます

●賃貸アパート・賃貸マンション・賃貸一軒家

●新築・中古 マンション購入

●新築・中古 住宅購入

また住まい方として

●単身・家族と住む

●親等親族と住む 2世帯住宅等

●ルームシェアをする

これに住む場所等も考えると住み方はバリエーション豊かです。

生活スタイルについては賃貸がいいのか、購入がいいのかは、それぞれ考え方があると思います。これは様々な考え方がありますので今回は、戸建て住宅かマンションか、それと新築住宅か建売住宅か中古住宅についてお話いたします。

まず戸建てかマンションこちらについて特徴と新築・中古のイニシャルコスト・ランニングコストについてお話いたします。

※それぞれ共通の費用については以下を参考にしてください。

(ローン費用)住宅等を購入する際にはローンの手数料と保証料  現金の場合は必要ありません。

(その他)契約時の印紙代・不動産仲介手数料・不動産取得税

(減税) 時期により変わりますのでその都度お問い合わせください。 現時点ではローン減税・不動産取得税の減税等優遇されています。

<戸建て住宅>

(特徴) 各戸それぞれ独立しています。地域による決まりや奉仕活動はありますが、マンション・アパートの様にその棟による決まりはありません。比較的近所(集合住宅の上下・横等)に騒音が漏れることがなく、小さなお子様たちが家の中で遊びまわっても周囲を気にすることが少ないです。また住まいに関して自由度が高く注文住宅の場合は法律と、構造を守れば思いのままに建てることが出来ます。土地から購入する場合は費用がかさむことが考えられます。

●新築注文住宅のコスト

〇イニシャルコスト  土地代+建物費用(屋外給排水・カーテン等含む)+外構費用+諸経費(登記費用+つなぎ融資+金融関連の費用(ローンに含まれることが多い)+下水道負担金+火災保険)

具体的な費用として、土地代+仲介手数料(400万以上の場合:契約金額3%+6万円)+ 建物費用は坪60万~120万+外構0~300万+諸経費 25~50万 + 金融関連手数料等 +負担金土地の大きさ㎡×300~400円+50万+火災保険 水災を含むと50万以上になることも(10年間有効)

費用は建物によって大きく左右されます。

〇ラニングコスト   固定資産税+住宅のメンテナンス費用・リフォーム積み立て費用

固定資産税(目安)  最初の3年(当社長期優良住宅のため5年)半額になりますが、その後実勢価格の70%から始まります。当初建物によっても違いますが15万~25万くらいで徐々に安くなります。木造の場合は25年をめどに実勢価格の20%まで下がるといわれています。それからは一定です。

メンテナンス費用として  外壁塗装(足場25万円+塗装費用100万弱)・クロスの張替え 15年~20年 1㎡1600円前後(はがし手間含む)等がかかります。

当社の施工の場合毎年12万円程度積み立てる感覚がいいかもしれません。メンテナンスの費用を抑えるには、新築時にメンテナンス性のいい材料を使うことをお勧めします。

リフォーム費用    設備を30年での交換・外壁塗装を15年ごとにした場合 360万以上。

●中古住宅のコスト

〇イニシャルコスト  物件の購入費用(土地と建物)+不動産の仲介手数料(400万以上の場合:契約金額3%+6万円)+諸経費(登記費用+金融関連の費用

(ローンに含まれることが多い)+火災保険)

〇ランニングコスト  基本的には新築と同じだが最初から固定資産税が安くなっています。ただ設備の交換等が早急に必要な場合があるので注意が必要。また防蟻対策がどうなっているのか、現状不朽・蟻害が進んでいないかの点検は必要です。

●建売住宅のコスト

〇イニシャルコスト 基本新築工事と一緒  +建物の仲介手数料がかかる場合があります (400万以上の場合:契約金額3%+6万円) 建売住宅の場合 注文住宅の場合より建物コストが安い傾向にあります。基本完成物件のため希望が入らない場合が多いです。

〇ランニングコスト 基本新築注文住宅と同じ ただし最初の仕様の設定が決まっているためメンテナンスが長持ちの設定になっているか不明。(基本軒(庇)がある家と軒がない家では外壁の汚れ等の進み具合は随分違います)

<マンション>

便利な立地なことが多く、安心に便利に生活できます。また建物は共用部分と専用部分と別れ、専用部分は自由に模様替え等出来ますが共用部分は、住まい手皆さんの賛同が必要です。土地は持ち分に応じて面積按分されますが個人で売買はできません。上下階、左右隣の方とのおつきあいが必要となります。あまり騒々しくはできないのが通常のマンションです。また最上階は太陽が当たりコンクリートが蓄熱するため、深夜まで熱くなる傾向にあります。中間階は気密性能もある程度取れているため住環境は快適になる傾向があります。最近は年配の方等がマンションを購入することも多くなっています。

●新築マンションのコスト

〇イニシャルコスト  マンションの費用+諸経費(登記費用+金融関連の費用(ローンに含まれることが多い)+火災保険)です。比較的新築住宅の購入費用と考え方は同じです。

〇ランニングコスト  住宅とは違うのが駐車場代と管理費です。こちらの諸費用は場所・建物にもよりますが、駐車場代は一台毎月5000円程度、管理費5000円前後かかります。また住宅も修繕費はかかるのですが、マンションは積み立て費用として徴収されます。こちらは様々ですが毎月15,000程度かかります。これらの費用は場所や建物によってもかなり差がありますのでご確認ください。あくまでも山口単価だとお考え下さい。

●中古のマンションのコスト

〇イニシャルコスト  中古マンションの費用+諸経費(登記費用+金融関連の費用(ローンに含まれることが多い)+火災保険)+仲介手数料です。最近は格安なものも出ています。ただしリフォームした場合に天井の高さが取れるか(構造の梁が邪魔にならないか)、リフォームをするのにそのマンションの規定や住まわれる方との調整が必要です。

〇ラニングコスト   基本新築のランニングコストと同じですが金額は差があります。契約前には確認してください。

 

以上の様にそれぞれ建物の種類に応じてイニシャルコストとランニングコストについてお話いたしました。金額については、イニシャルは土地代もあるので戸建ての費用が高くなるのが一般的です。ですがランニングコストは最初にメンテナンス費用が掛からないように建物を建てた場合にはマンションが高くなるように思います。 (高層に架ける足場の費用・調整費用等住宅にはかからない費用が掛かるため)

このような内容並びに金額を確認しながら住まい方を決めることが必要なのではないでしょうか。

 

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