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№3-4 木の特性④
木の環境への貢献は様々ありますが今日は災害の関係をお伝えいたします。
木はご存じの通り、川へ土の流失や、法面保護につながっています。これは災害の対策や豊かな海の恵みをはぐぐむのに役に立っています。ところがこれは適切に山が保全されていることが条件となっています。木だけでなく下草も生えていないと土の流失・なり面の保護が行えていないのです。しかし山の現状は手入れが行き届いていない山が多く荒れています。
これが適切な山とそうでない山の比較です
なぜ間伐等にお金が回らないのでしょうか?これは以下の表を見てください。
これは山口の木材の出荷量で平成元年からでも出荷量が半分に減っています。この状況では適切な管理ができる費用が山にに回らない状況です。
この状況を少しでも改善できる方法は木材の使用量を増やし木材流通を活性化するしかありません。現状木材を一番多く利用しているのは木造建築です。
単純ではありますが木材の利用を増やすには木造建築の割合を増やすこと、また外材ではなく内地材(国産材)を使用することなのです。そのことで少しでも山側が整備できれば少しでも災害を減らすことができるのではないかと考えています。