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木造住宅 低コスト耐震補強の講習を受けてきました
山口県主催の低コスト耐震補強講習
木曜日と金曜日下関で開かれた山口県主催の耐震改修低コスト工法講習会に参加してきました。木曜日がアドバンスコースとして考え方及び設計とCADの使い方を教えていただき、2日目は実際の施工偏として西部高等産業技術学校に場所を移し行われました。
講師の先生は名古屋工業大学大学院教授 井戸田先生をはじめ耐震補強の先進地である名古屋から講師の方が5人来られて行われました。
山口県の現状
山口県は地震の発生確率が低く地震の意識が低いのが実情でどうしても後回しになってしまいがちです。県としても耐震化率を少しでも向上しようと躍起なのがわかります。直下型地震はどこで起こるかわかりませんし、南海トラフ地震が高知沖で起きた場合には地震の影響を受けるのは間違いありません。熊本地震のように多くの家屋の倒壊を引き起し人命に影響しない対策を行わなければいけないというのが実情だそうです。
そこで一番のネックが耐震化を行うためのコストということで今回の講習会が開かれました。実は昨年度この講習の初級編としてセミナーパークで行われこちらにも参加していたためぜひ今回も参加させていただきました。
講義の内容
先ほども話したように今回は2日に分けて講習会がありました。講習な内容は以下のような内容でした。
①住宅所有者への説明方法
②低コストの耐震補強の要点と設計例
③先進県の取り組み
④実際の設計方法清算法・N値法・偏心率
⑤ソフトを使用した設計方法
⑥現場施工の制度と耐震補強
⑦施工のポイント
⑧施工演習
この中で特に重要な耐震補強の要点とは
〇設計法をより詳しくし、実際の建物強度を把握し効率的な設計法を行うこと
〇解体をできるだけ少なくし、現状から補強を行うことを考える
ということを言われました。
高知の耐震化率は非常に高く県の補助の対象数が多いのと意識が違うということでした。ほとんどの方がこの耐震補強での計算方法を使われ100万の補助を使用して少しの手出しで施工できるということで広がっているということでした。
山口県では各市町が100万の補助金を出していますが棟数が少ないのが現状です。
今後の対応
kinocaとしては今後積極的にこの情報を発信し、ご依頼があれば対応していきたいと考えております。施工方法の要点まで教えていただいていますのでどの耐震壁をどのように配置しまた施工していかなければいけないか対応できると思います。
より安心して生活できるよう不安解消されるのはいかがでしょうか?