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建築知識 お知らせ

建物の間取り ~駐車場とアプローチ~

現在コロナが地方にも広がり、近くで感染情報が上がってくると、したしたしのびよってくる感が否めません。みなさん3蜜にはならない様 対策を取りながら予防をしてください。

長らく建物のお話から遠ざかっていましたが今回から部屋ごとの使い勝手や、仕様についてお話したいと思います。

今回は最初 駐車場とアプローチについてお話しいたします。

アプローチは何といっても家(ご家庭)の顔です。そのためにちょっとしたおしゃれな空間にしなければ行けません。しかし玄関と同じ位置に来るのが駐車場です。最近おしゃれなカーポートもありますが一般的にはカーポートの中を通って玄関に行くのもちょっと興ざめな気がします。

それでは駐車場の取り方とアプローチの考え方について説明いたします。

現在は車社会です。たいていのお宅にはご主人様と奥様の2台があります。そして訪問される方の駐車場も必要です。(特に山口は車社会ですので近くでも車で出かけます。)そこでできれば2台並列で3台目は縦列可能な駐車プランとしそこにアプローチが別でとれる敷地がいいと思われます。そのため接道長さは2台分6m+アプローチ1.5mとした距離が取れる敷地が理想です。

敷地の大きさの目安ですが、3台の駐車スペースを取り採光充分な間取りが欲しい場合には、2階建てでも60坪程度の土地は欲しい所です。下記の略図が60坪の敷地に駐車スペース3~4台と1階床面積が20坪の敷地の略図です。

 

接道の向きも敷地選びには重要です。略図では北側接道ですが南側接道だとがリビング等の採光は確保でき、隣地(道路)までの距離を4m近く空けている所は近づけることができますが、道路いというデメリットもあります。

それは1階をリビングにしてしまうと道路からの視線が気になります。特に交通量が多い所だと注意は必要です。夜車のライトが窓に入ってしまうと落ち着かないリビングになりますし、日中もカーテンが空けられない逆に暗いリビングになりかねません。2階にリビングを持ってくることや目隠しフェンス等の設置対策が必要です。

ちょっと話が脱線しそうなので話を戻します(敷地についてはまた今度お話をします)。アプローチは短すぎると寂しすぎますし、長すぎると雨の日など買い物を持ち運ぶのが大変だったり、お客様も困られるかもしれません。理想は四季を感じる木々の間を通りながら玄関まで道路からは5m程度で車からはあまり長くない(接道からのアプローチとは別ルート)ように計画できるといいと思います。

※一番の駐車スペースの理想は住まい手の駐車はビルトインガレージでそのまま建物内に入り車を降りると、すぐに台所がある。そしてお客様は玄関近くに駐車されるのは理想かもしれませんがなかなかそこまでの予算を組める方は少ないと思います。

駐車場の取り方は全部を1か所にまとめる必要はないと思います。パターンとしては

①ご主人の車とお客様の車を玄関  奥様の車を勝手口側  — このパターンは今までの計画の中では多いパターンで奥様のみ勝手口を頻繁にそれ以外の家族の方は玄関を使用されます。

②お客様のみ玄関  勝手口側に奥様とご主人様      — このパターンはご家族の方すべてが勝手口を利用されます。勝手口に収納を多く必要とします。

③すべて玄関側                     — こちらは玄関充実型、勝手口はゴミ出しの際の身利用されるかないパターンもあります

④すべてバラバラ                    — プランに寄りますが①のパターンになることが多いかもしれません

この様に駐車場の位置とアプローチは接道の位置によっても変わりますし、太陽の向きによっても変わります。

間取り同様設計士にとっての敷地の使い方は力量の見せ所だと思います。今までの多くの経験のもとお話ができると思いますのでご相談ください。

次回は玄関とアプローチの仕様についてお話しいたします。

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